私の中には、「未来を担う青少年育成に、子どもの絵画教室ができたら素晴らしいなぁ」という漠然とした思いがありましたが、どうしたらよいのか、または、どんな教室にしたいのか、何が私にできることなのか、模索し続けていました。そんなとき、ポンッ!と目に入ってきたのが、オーロラのアートセラピーでした。「絵には潜在意識や、自分の内なる秘めた心が表れる」

私自身、うれしいとき、悩みや苦しんでいたとき、悲しいとき、心の中を吐き出すように絵を描いていた体験があったことを思い出し、その瞬間、「これだ!」と確信しました。絵の技法を教えるのではなく、子どもの内面や個性を引き出し、子どもたちが明るく光輝くお手伝いができる教室を開所したい」と自分のビジョンが見えてきました。

オーロラでは、多くのことを学びましたが、一番大きかったのは、自分が変わることで周囲や環境が変わること、そして、「やる!」という強い決意ことから人生が始まる、ということでした。実際、私にあるのはビジョンだけで、資金も、教職者や経営者としての自信もない、拠点もない、といった「ないないづくし」でした。でも、発想を転換するとビジョンだけはある! 自信をなくすたびに、「何のために教室を開きたいのか?」という原点に何度も何度も立ち戻り、そのたび知恵と勇気が湧いてくるのを感じました。

また、オーロラの研修システムの中で、開所までにどんな準備が必要か具体的に指導してもらい、それを行動化していきました。オーロラでは、卒業後も子ども絵画教室開設のためのサポートを無料でしてくれます。そして、11月、ついに自分の教室を持つことができました! 私の教室では、アートセラピーから子どもだけでなく親御さんのサポートもしています。これからもいろいろあると思いますが、子どもたちを通して親御さんや家族、地域の方も輝けるサポートをしていきたいと願っています。

教室立ち上げと経過
開講前準備: 会場探し(区民館での開催)
開講前に無料体験を行い生徒募集

開講時: 生徒数 5人(2か所の区民館で開催)
現 在: 生徒数 10~15人
(自宅を拠点としたかったので、自宅を引っ越し。現在は自宅で開催)

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