絵画教室を開き、
400人近い子どもと関わっています!
絵画教室を開き、400人近い子どもと関わっています!
西山 裕美 | 絵画造形教室「お絵描きひろば」主催
西山 裕美 | 絵画造形教室「お絵描きひろば」主催
私は結婚前まではデザインの仕事をしていました。しかし結婚後、地方に移り住み子育てに追われる中で、だんだん「お母さんでしかない自分」になっていったようです。そんな中、「絵の得意な保護者」として小学生の絵の指導に関わる機会があり、絵を描くことが楽しみではなく、「上手、下手」という評価にとらわれてガチガチになっている子どもたちに多く触れ疑問に思いました。
また同じ時期、高齢者にお絵描きを教える機会があり、「絵を描くってこんなに楽しいのね!」とウキウキされる姿にも出会いました。仕事としての絵しか描いてこなかった私は「絵にはこんな力もあるんだ」と、絵が心に及ぼす新しい可能性に気づきました。
そんな時にオーロラに出会い、当時の私としては清水の舞台から飛び降りるような覚悟で「アートセラピスト通信養成講座」を受講! スクーリングのため高知から東京まで数回通いました。オーロラではアートセラピーの知識と技術だけでなく、私が感じた以上の絵と心の深いつながりを学びました。
受講中、いつの間にか「お母さん」や「妻」の役割に拘束されていた自分に気がついたり、また幼少期からの「いい子でいなければならない」という縛りなど、気づかぬうちに自分を規定し、制限していたものにたくさん気づけました。そして、気づいたものをひとつずつ手放したとき、将来の夢を描けるようになりました。加藤先生に背中を押していただいて、思い切って「行動」してみたら、一気に世界が拓けてきました。
ただの「お母さん」として20年近く過ごしていた私が、この3年で、自分の絵画教室を持ち、2つの幼稚園で年少から年長まで全園児の絵画の授業を受け持ち、園内教室や系列の文化教室でも「お絵描き」の楽しさを子どもたちに伝えるようになったのです。延べ人数にすると400名近い子どもたちに関わっていて、それは数年前オーロラで「5年後のビジョン」として描いた絵と全く同じだったのです。
また、小学校の親子教室に呼ばれ一度に100名ほどの親子を対象にワークショップを開くこともあります。ふだん緊張しながら図工の授業を受ける子どもたちや、日常の生活では絵を描くことなどほとんどないお母さんたちに、自分の手で「美しいもの」を描いてもらった時の笑顔は格別です!
これからは自分の教室だけでなく、多くの人に美しいものに触れてもらえることをライフワークにしていきたい…これが、今のわたしの新しいビジョンです。その瞬間、心も解放されてゆく…そんな体験をできるだけ多くの人に伝えていきたいです。