Oplus_132128

「ゆりかご」
私の暗くて目を背けたくなるような部分は、
私の大切な一部。
心のどろどろは、私の一部になった。

Screenshot

「いざない」
新月の夜、ふらふらと歩く者の前に、その川は現れる。
「コッチ・オイデ…」
川から姿を現すのは一人の人魚。
人魚はこちらを見つめ、手招き。
やさしく吸い込まれ、とびこむよう、さそう…。

「かがり火」
私は冷たく、暗い、空虚な陶器の人形だった。
じんわり、あったかいものにふれ、
心の中に火がともされた。私は私になった。

「救済」
天使は、やさしく人の目をかくし、現実をおおいかくす。
悪魔は、くらい人の心の奥底にあるものを見せ、現実をしらしめる。

「再生への祈り」
ミイラの体から、ドロドロと形を変え、再生が行われている。
暗やみに、心から祈りがひびく。

絵とビジョンの力
自死からの生還「命の叫び」6人展 
2024年11月26日(火)~12月1日(日)
於 中和ギャラリー