「怒りと抑圧からの脱出」というテーマで、新春ワークショップが開催されました。
とても素晴らしい体験シェアが寄せられたので、絵と共にみなさんに紹介しますね。

60代男性のシェア。
彼は、数年前に、40年連れ添った妻を亡くし、
「妻はいない。生き返らない」と心の空白感を抱えながら、それでも前を向いて進もうとしていました。

今回は、トランスフォーメーション、変容後の4枚目の絵も 同時に紹介しますね。

最初の3枚と、最後の1枚の違いから、みなさんは何を感じますか?
まずは、絵をじっくり感じてみてください!

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さあ、どうですか?
最初の3枚はブルー系。
小さくまとまっているか、2枚目は夜の景色ですね。
対象喪失の心の傷が完全には癒えていないことが伺えるね。

その一方で、彼は、1枚目の絵は やすらぎを、2枚目の絵は 力を、3枚目の絵は新しい出発を感じると言う。
だから、前を向いてガンバろうと努力していることも伺えるね。
でも、絵には、大切な人を喪失した時の心の葛藤が表れている。

そこで、加藤の次のステップへの提言。
「失ったもの、亡くしたもの、持っていないものではなく、今、持っているものに焦点をあてて描いてごらん」
「自分を入れて、幸せな気持ちで描いてごらん」

最後の4枚目の絵は、暖色系になり、彼女が出てきた!!!!
う〜ん 何か、色っぽい❤️

それに、ルンルンの音符までつけて。
車で、どこかにお出かけのよう…。
ニャオ〜〜ン💖

「実は、今、彼女がいるんだ。 つきあっているんだ」 と、うれしそうに彼。

そっか、現実にも一歩踏み出したんだね。
それは・・・、びっくり!!!!

ただ、ここで一つ注意ね。
人の心は、新しい彼女ができたから喪失感から回復するというわけではないんだよね。

彼の最初の3枚の絵に表れているように、意識しないと、マインドは喪失感の方に焦点がいってしまう…。

意識して、「今ここ」、「自分が持っているもの」に焦点を合わせないと、「過去」や、「自動的なとらえ方や考え方」に戻ってしまう。
自分が、何に焦点をあてているかを、意識することが大切だね。

加藤からのコメント。
持っているものとして、お金、健康、家、趣味、ペットなどの絵を描いてくれると思ったけど…。
次のステップに進んだんだね。
新しいスタート、おめでとう!

みんなも、最後の絵はうらやましいでしょ?
彼は、喪失感に直面し、そこから少しづつ自分の人生に色をつける作業を、着実に歩んだんだね。
その結果が今。
すばらしいね💖

系統的自由画法とは
系統的自由画法とは、継続的に自由画を描いていきます。
作品が4〜5枚になったら、セラピストが描き手の傾向をまとめ、次のステップを提案します。
この技法は、いつも本人が無意識にとっている習慣や行動のパターンから脱却し、
本来の 自分に戻る方法や次のステップを教えてくれます。
絵を通して変容を起こすことができる 画期的なアートセラピー・テクニックです。