女の子は誰でも、夢見る少女の時代があるよね。
あなたは、どんなファンタジーの世界を持っていたかな?
だけど、大人になると、いつまでもそこにいられない、と気づく。
今回は、夢見る少女の心の深層に迫るよ。

今日紹介するのは、30代女性の「系統的自由画法」。
次の3枚の絵から、彼女のファンタジーの世界が見えるかな?

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この3枚の絵の共通点は何かな?

まず第1番目は、明るくきれいな色が使われていること。
これは、ペルソナ・カラーといって、対外的に明るく元気に振るまう人によく表われる色。

その反面、自分の中にある、寂しさや怒り、そして暗くて弱いネガティブな自分を嫌っているかもしれないね。

第2番目の共通点は、3枚とも内容がファンタジーの世界で、現実味がないね。

1枚目、2枚目の絵は、下部が水(不安定さを表す)で、少女は目を閉じている。
そして、意味深なのは、葉っぱから落ちてくる一滴のしずく。
まるで、涙のようだね。
3枚目は、月の砂漠。
王子様とお姫様の物語が思い浮かぶね。

なぜ人は、ファンタジーの世界を持たざるをえなかったのか、それにはわけがあるんだよ。
もしかして、幼少期、つらい体験があったかもしれないね。
つらい体験があると、自分の心を守るためにファンタジーに逃げこみ、夢見る少女の幻影をつくりあげちゃうよね。

自分だけのファンタジーの世界に没入することで、快感や満足感をもち、現実を乗りこえる、かてにするんだね。
実際、2枚目の海に浮んでいる人は、目を閉じ、幸せそうな顔をしている。

第3番目の共通点は、絵の筆使いだよ。
すべて 横がき。
横がきは、周りや人に迎合し、自分を抑圧した時に出てくるライン。
しんどそうだね。

そこで、次のステップとして提案したのは、
「汚い色のクレパスを何本かまとめて握りしめ、強く、早く描きなぐってごらん。
描きなぐった線から、何が出てくるか見てごらん」
「できあがった絵を見て、何を感じるか教えてね」

そして、次の絵が描かれる。

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どっひゃ〜〜!
すげぇ!!
赤と黒の怒りの背景に、剣と戦士のような男登場。
男は、灰色の人。
どんなに、自分の気持ちを抑圧してきたんだろう。
涙がでちゃう♡

「よろいを着た男と、剣が描けた。
怒りと苦しみ、そして葛藤と防御。
それに、反撃と叫びが出てきた」
と、彼女は、ぼそっとつぶやく。

「幼少期、父がすさまじく厳しく、すごく批判もされた」
「母は私をかばってくれなかったから…。
ファンタジーを持たざるをえなかったんだ」

「自分は、愛される人間でない、と思って、
生きることに意味を見つけられずに苦しんだ時期があった」と、話す。

ファンタジーは、心理学でいうところの逃避という防衛機制でもある。
ファンタジーそのものが悪いわけではないが、この世界への没入によって、現実生活の中でも、ファンタジーの世界の自分の期待や願望を、人に投影するようになってしまう。
ファンタジーの世界の方が、正しいと思って、自分の正しさや正義にこだわってしまうようになる。

夢見る少女が、大人になった場合、子どもの頃の欲求や願望が、未熟なまま正当化され、論理化され、表われちゃうんだね。
例えば、傷つけられた体験があると、人にはやさしくしなくてはならない、イヤな思いをさせてはならないと思い、自分をしばり、相手にもそれを要求するようになる…。
だから、自分がどんな視点から、物事を眺めているのか見直す必要があるね。

夢見る少女が大人になるための第一歩は、自分の中の影(シャドウ)を統合することだね。

彼女へのメッセージを一言。
最後の絵の剣と男はすごいね。
とってもリアル。

あなたは、誰にも負けない強い真実の剣を
持っている。

それは、光の剣だよ。
これから、自分と人々のために使ってね。
自分を丸ごと愛してあげるんだよ。
たくさんの愛と祝福を送るね♡

この技法は、いつも本人が無意識にとっている習慣や行動のパターンから脱却し、本来の自分や次のステップを教えてくれるんだよ。
絵を通して変容を起こすことができる画期的なアートセラピー・テクニックなんだ。