新しいシリーズが始まります!
タイトルは、「絵のペルソナとシャドウ」
誰の中にも、他人に見せる顔(ペルソナ)と、その反対の裏の顔(シャドウ)があるよね。
ペルソナの仮面がはがれなくなると、自分自身が苦しくなっちゃうね。
よい子ちゃん仮面…はりつき!!
怒られているのに笑顔が出てしまうなどは、その典型的な反応だよ。

今回は、みんなが陥りやすいペルソナの罠と、
そこから自由になるための方法について、見ていくよ!

今日、紹介するのは30代女性の「枠づけ法」だよ。
「枠なし自由画」は、その人の対外的なあり方、つまりペルソナが表れるね。
そして、「枠あり自由画」は、その人の心の内界、つまり、シャドウや本音が表れるアートセラピー技法だね。 *精神科医、中井久夫氏の開発したアートセラピー・テクニック。
では、2枚の絵を紹介するね。

Screenshot



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1枚目は、枠なし自由画。
パソコンから出てくる情報、政治家のPR、ギター、ウサギ癒し動画等。
情報をキャッチして、「ガンバろう!」と思っているが、情報量が多くてイヤになっている。

2枚目は、枠あり自由画。
左上に大きな口と歯が描かれ、右側にはピンクのふわふわちゃんに守られている女の子。
「死のグレートマザーが口うるさく丸め込もうとしている。
自分はきらきらバリアをはって耳と目をふさぎ、ふわふわちゃんに抱かれている」と本人。

この2枚の絵から、彼女のペルソナとシャドウがよくわかるね。
1枚目のペルソナは、情報を追いかけ、明るく元気にガンバっている聞き耳ウサギちゃんのようだね。

だけど、2枚目のシャドウは、歯をむき出した怒りと、甘えたいインナーチャイルドの本音が絵に表れているね。

1枚目、2枚目ともに表れている渦巻は、死のグレートマザーの象徴だね。
巻き込み、のみ込む、母なるアーキタイパルイメージ(ユング心理学の元型)の影響が大きいことが伺えるね。
親が威圧的だったり、感情的だったりすると、本当は甘えたかったりしても、受け止めてもらえないので、自分で自分を守らざるをえなかったりするね。
そして、自分の弱さや本音を抑圧してしまう。

また、自分の中にある怒りも抑圧の対象になる。
なぜなら、彼女は、2枚目の左上にあるような母の怒りを怖がっているから。
そうすると、「怒れない」、「よく思われたい」ペルソナ仮面がはりついてしまう。
仮面の悲劇の出現!!

加藤からの彼女へのメッセージ!
よく、よ〜く一生懸命生きてきたよ。
めげずに、どんなにがんばったか、それに一人ぼっちでさみしかったね。
「認めてくれる人がいたら」ってず〜と考えていたよね。

あなたに、次のステップをプレゼントするね。
第一に、仕事や家事を一生懸命やっていて、認めてもらいたい時、
「お願い、
よくやっているって言ってね」
と、ご主人や友人にオーダーしてね。
自分から言うんだよ♡

第二に、寂しくて、一人ぼっちで、人に甘えたい時、
「そばによってもいい?
一緒にいたいの」
と、友人のとなりにぴったり座る(笑)
甘えるためだよ♡

第三に、人との会話で、怒りが出てきた時、まず1歩下がってみてね。
「あなたのことを理解したいから、
話を聞かせて…」
たくさん話を聞いたら、 「あの時、私、こう思ったの」と怒りではなく、論理的に伝えられたらいいね。
正直にね♡

第四に、人と距離を取りたくなったり、逃げたくなった時、
「これは、幼少期の無意識の反応」だと認め、 逃げずに直面し、どう表現したらよいか考え、表現する。
むずかしいけど、ガンバレ♡

今日は、これくらいにしておくね。
抑圧しているものを丸ごと認め、一つ一つ出せるといいね。

大丈夫 できるよ!
なぜなら、あなたには、怒りの炎を愛の炎に変え、人々を癒す力がもう充分備わっているからね。
絵は、ピンクのふわふわちゃんがヒーラーのあなただと教えてくれているよ。

だ~〜い好きだよ❤️
愛と祝福を送るね。