「怒りと抑圧からの脱出」というテーマで、ワークショップが開催されました。
とても素晴らしい体験シェアが寄せられたので、絵と共にみなさんに紹介しますね。

今回は、30代の女性。
まずは、彼女の体験シェアから。
「私、ずっと自分の気持ちを無視して、我慢してきたの。
それに、人に甘えたり、人に頼ることをしてこなかったの。
周りからよく思われたい、認められたい、の一心でやってきたわ」

ワークショップで、系統的自由画法の最後の絵を描き終えた時、
「ワァ~! やりたいことを自由にできる!
『初めまして! 新しいわたし!』
うれしくて、ずっと涙があふれて、泣いちゃったんです」 と彼女。

すごい変化でしょ?
この変化を、絵からも見ていきましょう。彼女の絵を紹介しますね。 
1 枚目は、『青い渦巻き』
2 枚目は、『赤ちゃん』
3 枚目は、『手の上の宝石』というテーマ。





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1 枚目の絵は、渦巻きの水底に沈む太陽。
太陽に象徴されるのは、本来の持っている自分自身のパワー。
水の中に没しているので、抑圧が強いことが伺えるね。
最初の彼女の言葉通りだね。

そして、2,3枚目の絵は一転、明るい絵だね。
期待や願望、欲望が表れている絵のようだね。
抑圧があると、甘えたい願望や、手のひらの上にあるキラキラのように自分の才能ややったことを認めてほしい、という承認欲求が出てくるね。

この3枚の絵は、抑圧 → 願望 → 欲望 → 抑圧…という出口のない心のサイクルを表しているね。

そして、この動きの奥にあるのが、怒りだよ。
彼女が抑圧しているものは、この欲望と怒りにほかならないね。
この満たされない怒りのエネルギーがあることを認め、それを否定的から肯定的なエネルギーに転換することができるのが絵だよ。

だから、怒りのエネルギーを浄化(カタルシス)するために、次のステップへの提言をするね。
「赤と黒のクレパスを2本握りしめて、心の中の怒り、不満、イライラを画面にぶつけてドローイングしてごらん」
「描きなぐったドローイングの中から、少しして形が現われる…。それを、待ってごらん」
「形が見えたら、自由に着色して、絵にしてごらん」


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きゃ~!! ステキ!! 
『もっと自由に泳げるよ』という作品。
方向性を持った自由なお魚さん、登場だね。
カラフルで、生き生きしている。それに、赤ちゃんのお魚も一緒!さすが、かあちゃん、保育士!

これはカタルシスアートの一つ。
深く心の底に沈んでいる怒りに焦点をあて、カタルシス(浄化)アートとして発散を試みたんだよ。
怒りを絵の中でエネルギーとして発散させることで、次のステップに進むことができる。
そして、浄化された心の中から現れるのが、本来の大いなる自己(セルフ)。

この絵を描いた時の彼女の体験シェアはこちら!

「本当の私は、軽やかで、自由な女の子だぁ!
そして、私はすでに、たくさんのものを持っている。
私の持っているもので輝くことができる、と気づきました。
子どものことも、仕事のことも、『もう大丈夫! すべて解決している』と思えました」

「なーんだ。こんなに軽くてよかったんだ!
頭でずっとごちゃごちゃ考えて自分を重たくしてたんだ!!
ワークショップは、自分で縛りつけていたものから解放され、とってもうれしい最高の体験でした」

「これからは、自分に正直に向き合い、軽やかにやっていきます。
今年は、親子を対象としたカウンセリング・ルームを作ります」と彼女の宣言。

加藤のコメントを一言。
自由を感じられてよかったね。
すごくうれしいでしょ?すごく解放感があるでしょ?
そして、今なら、何でも解決できるって思っちゃうよね。
おめでとう💖

あのね、この自由な感覚は日々、更新されなくてはならないのよ。
それほど、自由は命のように息づいているの。
そして、自分の状態に日々、責任を持たなくてはならないの。
抑圧、期待、願望、概念、怒り、欲望に負けないようにね。
ガンバ、フレフレ!!

最後に一言。やっぱ絵ってすごいね!!
今回も、絵のマジックだと思ったよ。
セラピストは、マジシャンだよ(笑)💖

系統的自由画法とは
系統的自由画法とは、継続的に自由画を描いていきます。
作品が4〜5枚になったら、セラピストが描き手の傾向をまとめ、次のステップを提案します。
この技法は、いつも本人が無意識にとっている習慣や行動のパターンから脱却し、
本来の 自分に戻る方法や次のステップを教えてくれます。
絵を通して変容を起こすことができる 画期的なアートセラピー・テクニックです。